火力92基で発電コスト低減競争 東電次期会長の数土文夫氏 (1/2ページ)

2014.2.26 06:00

 東京電力の社外取締役で、4月1日付で実質トップの会長に就任する数土文夫・JFEホールディングス相談役は25日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、火力発電所の92基すべてに責任者を任命し、発電コストを競わせる考えを明らかにした。発電所ごとのコストを把握している電力会社は多いが、1基単位のコストまで検証する徹底的な成果主義は「画期的」という。

 数土氏は、安倍晋三首相から「(掛かった費用を料金に上乗せできる)総括原価方式や地域独占体制に安住せず、世界で戦うメーカーの仕組みを導入してほしい」と求められたという。

 これを受け、石油や石炭、LNG(液化天然ガス)など15火力発電所の全92基について発電コストを社内で開示し、1年間でどれだけコストを引き下げられたかなどを競わせる。

「(提携相手の)候補は絞られつつある」

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