東電再建策、27日にも提出 柏崎刈羽、16年度までに全基稼働 (1/3ページ)

2013.12.23 07:00

 東京電力と原子力損害賠償支援機構は、27日に新しい総合特別事業計画(再建計画)を政府に提出する方向で最終調整に入った。柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)を「2014年7月」に再稼働し、収益を改善するほか、ガス販売や海外事業などの成長戦略により年間1500億円規模の経常利益をあげる計画だ。併せて50代の役職者全員を、原則、福島県の復興業務に就かせる異例の人事策も導入する。

 6、7号機から

 計画では、原子力規制委員会の安全審査が進む柏崎刈羽6、7号機が来年7月に稼働することを前提に、14年度は1000億円超の経常利益を見込む。また15年春には1、5号機が、16年度までには2~4号機が順次稼働すると想定した。原発の再稼働により、恒常的に年間1500億円規模の経常利益が得られる体質になるという。

収益改善で格付けが高まれば、16年度には社債の公募も再開する方針

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