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「ニットの女王」のDNA引き継いだ感性 SONIA BY SONIA RYKIEL

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「ニットの女王」のDNA引き継いだ感性 SONIA BY SONIA RYKIEL

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大胆なマルチカラーのボーダーが目を引くジャンパードレス  【Fashion Addict】

 今から半世紀前にパリで誕生し、それまで普段着だったニットをファッショナブルなアイテムに変えるなどの功績を残したブランド「SONIA RYKIEL(ソニア リキエル)」。そんなブランドのDNAを受け継いだディフュージョンライン「SONIA BY SONIA RYKIEL(ソニア バイ ソニア リキエル)」が、日本に初上陸した。美しく活気にあふれ、いつも前向きに生きるパリジェンヌのイメージをほうふつさせるコレクションは、はつらつとした日本の女性にも花を添えてくれそうだ。

 マルチカラー+黒を効果的に

 若々しく冒険家で、セクシーだけれども知性にあふれている女性…。それが、ソニア バイ ソニア リキエルがイメージするブランドのミューズだ。日本で初めての展開となった2014年春夏のコレクションも、そんな女性たちを華やかに彩るコンテンポラリーなアイテムがそろっている。

 大胆なマルチカラーのボーダーが目を引くのは、デシン織り(ちりめん)素材のジャンパードレス。ソニア リキエルにとっても重要な色であるブラックを効果的に使い、より鮮やかで春らしい印象を与えている。これ一枚で存在感のあるワンピースは、忙しいときでもファッションを楽しむ女性にぴったりだ。

 リップモチーフ、アートの要素

 注目を集めそうなのが、大胆なデザインと細部のカッティングにまでこだわったニットのコレクション。象徴的なのは、ブランドのアイコンでもあるリップモチーフを大胆に胸元に置いた一枚だ。ピンクとオレンジのリップを、白とスカイブルーのツートンカラーに浮かび上がらせている。また細身のシルエットと胸元の絶妙な開き具合は、上半身を美しくすっきりと見せてくれる効果も。革命的なデザインのニットを発表し、“ニットの女王”と呼ばれたソニア リキエルのDNAをしっかりと引き継いでいる。

 アートの要素を取り入れたデザインも今回のコレクションの特徴と言える。画家のアンリ・マティス(1869~1954年)からインスピレーションを受けた花柄プリントを、シルクデシンのブラウスやワンピース、パンツに落とし込んだ。シンプルなジャケットと合わせれば、女性らしさを残しながらボーイッシュに仕上げたスタイルが完成。フェミニンでいて冒険的な着こなしは、はつらつとした女性のライフスタイルをより引き立ててくれる。

 若々しさとシック両立

 ソニア バイ ソニア リキエルは1999年、ソニア リキエルのディフュージョンラインとしてパリで誕生。ソニア リキエルの“妹”ブランドとして若い層に親しまれてきたが、2012年にはより独立したコンセプトを打ち出したブランドとして生まれ変わった。同時に、創業者のソニア・リキエル氏(83)の孫娘であるローラ・リキエル氏がブランド・アンバサダーに就任。独自の価値観を持ったブランドとして出発した。

 大胆なデザインやシルエットで若々しさを表現しつつ、高品質な素材をふんだんに使うなどシックなイメージも大切にしている。価格帯もニットが2万円台から、コートも5万円台からとなっている。

 明るく華やかに春を先取り

 2013年9月末には、パリの中心街であるサンジェルマン・デ・プレにフラッグシップショップをリニューアルオープンした。現在はフランス国内に13店舗、海外にも25店舗を展開。日本では昨年(2013年)12月から東京・渋谷の西武渋谷店でコーナー展開され、この春にはさらに取り扱い店舗が増える予定だという。

 老舗メゾンのDNAを引き継ぎつつ、コンテンポラリーな要素を取り入れたソニア バイ ソニア リキエルのアイテム。明るく華やかなニットやワンピースで、春を先取りしてみては。(今泉有美子/SANKEI EXPRESS

取り扱い店舗

東京都渋谷区宇田川町21の1 西武渋谷店 B館3階 (電)03・3462・0111(大代表)。問い合わせ先 オンワード樫山 お客様相談室 (電)03・5476・5811

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