結果に到達するプロセスこそ強調する パワポに埋もれぬ欧州人 (2/3ページ)

 10年ほど前、ぼくが盛んに日本の企業の人に言ったことがある。

 「日本のビジネスパーソンはパワーポイントにキャッチフレーズとチャートを示して企画書を作ることが多く、欧州の人たちは、なによりもまずワードに文章を書いて論理の展開を丁寧に記述することを重んじる。したがって欧州でビジネスをする時は、ワードの文章で通じるような企画書を用意するのが良い」

 この10年間で状況が変わり、欧州のビジネスパーソンも以前よりもパワーポイントを企画書に使う場面が多くなった。同時にワードの企画書が減ってきた。

 「デザイン」や「ビジュアル化」がビジネスシーンでキーワードになったからだろうか。あるいは学校でパワーポイントを使い慣れた人たちが社会で活躍するようになったためだろうか。または短時間で即分かることがより重視されるからか。

 それでも日本のパワーポイントの企画書と比較した場合、「なんとなく」の説明が少ない気はする。もちろん業界、職種、能力によってさまざまであるから決めつけることはできないが、言葉であれ図であれ、説明し尽くすトレーニングを背後に感じることは多い。

 そういえば、これは履歴書に小さいアルバイト仕事でも書き連ねる文化に通じるのだろうか。リンクトインで欧州人の履歴を眺めていると、短い期間の仕事であっても、どこで何をしたかが明確になっていると気づく。

 こうした例は「欧州人は自己アピールに熱心だ」という文脈でよく取り上げられるが、ある結果を示すだけでなく、そこに到達する道のりを示す習慣があるとも解釈できる。

日本は精神的な努力と混同?

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