韓国・中央日報「中国の海軍力が日本を追い越す」
東シナ海での「緊張」が高まる中、日中の衝突が本当に起きないのだろうか。海上自衛隊と中国海軍の間で不測の事態を回避するための「海上連絡メカニズム」の運用開始に向けた防衛当局間の作業部会が1月12日に開かれたが、そうした懸念の解消のめどが立ったとは言い難い。
韓国の中央日報(電子版)は、中国が尖閣諸島を含む東シナ海だけでなく、南シナ海などを勢力圏と宣言し、海軍戦力の強化に拍車を加えていると指摘している。記事の中では、英国の軍事専門誌IHSジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーの分析として「イージス艦戦力の充実度を挙げ、中国の海軍力が今年初めて日本を追い越す」としている。中国は駆逐艦を次々と就役させ、年末にはイージス艦戦力が日本の1・5倍以上になるという。
中国・人民日報「4つの理由」
中国の人民日報(日本語電子版)はかつて「釣魚島(尖閣諸島の中国名)が日本のものではない4つの理由」と題した記事を掲載した。その中では(1)日本の統治権を認めた1951年のサンフランシスコ講和条約が不法な条約で合法ではない(2)尖閣は沖縄に属する(3)沖縄はかつての中国の藩属国で、日本に属さない(4)ポツダム宣言の日本の版図に沖縄、尖閣は含まれていない-ことを挙げている。