記事では、日本固有の領土である尖閣諸島を日中で“共同管理”するという有識者の提案を踏まえ、「日本を疎んじた形。こうした妥協は日本にとって不公平だ」などと指摘。尖閣諸島をめぐる経済活動が行われた経緯や歴史的事実に加え、20、21世紀に出されている国際法の原則などを勘案した結果、「日本の主張のほうが有利だ」との見方を示している。
英BBC「無人島がいかに関係を悪化させたか」
尖閣諸島をめぐる対応が、近年の日中関係にいかに影響を及ぼしているかについて、英BBC放送(電子版)は昨年11月10日付で「無人島が日中関係をいかに悪くさせたか」と題した記事で検証した。
尖閣諸島を日本が支配していることを明記した上で、その重要性は油田やガス田などの埋蔵が期待されていることから、重要度を増しているなどと指摘。その上で、中国が尖閣問題でより強い姿勢を示し、東シナ海、南シナ海での領土に関する要求を強めた場合、日本だけではなく、米国にとっても懸念材料は増えるなどと強調している。