また、VBAの幹部は政府が現在交渉中のTPPについても言及。「ビールの輸入関税が撤廃されれば、世界的なビール産業を有するチリや米国、日本、メキシコといった国のメーカーが圧倒的に優位だ」と述べ、地場メーカーが新たな競争に挑もうとしているなかでの増税には反対との見解を示した。
VBAによると、ベトナムのビール消費量は昨年30億リットルを突破し、03年から倍増した。中国、日本に次ぐアジア3位のビール消費国となった同国には世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)や日本のサッポロビールなど、世界各国のメーカーが進出している。(シンガポール支局)