インドネシア、国民7割加入の新社会保険制度 医療費無料など来年始動 (1/2ページ)

2013.12.26 07:00

 インドネシアで2014年1月から、世界最大規模の公的社会保険制度が動き出す。公共福祉担当の政府関係者によると、同国政府は1月1日に全国で社会保険などを運営する新組織「社会保障機関」(BPJS)を立ち上げる。国民の約70%に当たる1億7284万人の加入者に対し、無料での医療提供などを目指すが、制度開始に向けて懐疑的な声も上がっている。現地紙ジャカルタ・グローブなどが報じた。

 BPJSは、低所得層向けの全国的な保険制度「ジャムケスマス」(加入者8640万人)、地方の低所得層向けの保険制度「ジャムケスダ」(同4559万人)、公務員向けの保険制度「アスケス」(同1655万人)など、これまで独立していた保険制度を統合する。制度を支える医療施設・設備といったハード面は、15年7月頃までの完成を目指す。

 同国政府はBPJSを母体に今後も保険加入者を増やし、19年1月からは全国民を対象とする皆保険制度の実現を目指す方向だ。

14年の保険料総額は42兆7000億ルピアを見込む

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。