中堅以上の保守系議員はリベラル系ともしっかりと論争ができるが、若手については、現状では討論会に出ても底の浅さが露呈しかねない。
小泉進次郎・内閣府政務官(34)のように一般国民にきちんと語りかけることができる若手のスターが、保守系議員に見当たらないのが目下の首相の悩みだ。その首相の危惧が、図らずも表面化してしまったのが今回の懇話会での報道圧力発言だった。
ただ、メンバーによると、懇話会の活動は今後も継続する方針だという。再び芸術家などを講師に招いて保守主義への理解を深めていくとのことだが、一連の騒動のほとぼりが冷めるにはもうしばらく時間がかかるだろう。(桑原雄尚/SANKEI EXPRESS)