下村博文(しもむら・はくぶん)文部科学相(61)は「選手にも心配を掛け、心を痛めている」と答弁。また19年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で使う計画を見直し、設計変更の時間を稼ぐべきだとの指摘に対しては「W杯主会場の変更は国際スポーツ界の信頼を損なう」と述べた。
参考人として出席した日本スポーツ振興センター(JSC)の河野(こうの)一郎理事長(68)は、開会式に備え競技場の2本の巨大なアーチ構造に機材をつり下げるための増強工事に約3億円が必要と説明。質問に立った民主党の蓮舫(れんほう)代表代行(47)は「開会式の演出も決まっていないのに、予算が水ぶくれしている」と批判した。
新国立競技場のデザインの採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏(73)は、16日にも東京都内で記者会見する方向で調整している。関係者によると、安藤氏が会見を希望しているという。