≪選挙改革 1981年には94日≫
95日の会期延長幅は、通常国会としては現憲法下で最長となる。これまでの最大幅は1981年12月に召集された第96国会の94日。参院選挙制度改革の関連法案を確実に成立させることが当時の鈴木内閣の主な狙いで、安全保障関連法案の今国会成立を最優先する安倍内閣と事情は同じだ。
94日に次ぐのは、第3次吉田内閣時代の85日。51年12月に開会した第13国会だ。当時の国会法は延長を1回のみに制限しておらず、延長を重ねて85日になった。
その後は、野田内閣時代の2012年1月召集の第180国会。消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案の成立などを期す必要があり、79日延長した。(SANKEI EXPRESS)