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いくらでも食べられる ふんわり上品な鰻 「祇をん う桶や う」 (3/4ページ)

2015.5.24 12:40

杉桶に鰻のかば焼きが“筏(いかだ)”状に並べられた「う桶(おけ)」(写真は5人前)。柔らかくあっさり上品な味わい=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

杉桶に鰻のかば焼きが“筏(いかだ)”状に並べられた「う桶(おけ)」(写真は5人前)。柔らかくあっさり上品な味わい=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 「鰻白焼き」(2850円)。ふっくら焼かれた鰻に少しわさびをつけていただく。お酒が進むこと請け合い=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • さっぱりした「うざく」(1500円)は、ほどよい酸味で食欲をそそる=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 「きも焼き」(1400円)。とても軟らかく適度な苦味が心地いい=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 鰻をふわふわの卵で巻いた「う巻き」(1450円)=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 「う桶(おけ)」の杉桶は、人間国宝の中川清司氏が手がけた=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 昔ながらの趣が漂う2階席=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 真剣なまなざしで鰻を焼く料理長の相原清さん。「“焼きは一生”というほど鰻は料理人の腕にかかっています」=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 「う」という看板が目印。風情あるたたずまいの「う桶(おけ)や_う」=2015年5月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

 「う桶」はこの店が考案した。「店が狭くしかも人通りの少ない裏通りですので、近隣のお茶屋さんに出前に行くことが多くなります。それで『う桶』が生まれました」

 鰻のかば焼きは「裂き三年、串八年、焼き一生」といわれ、熟練した経験と技術が必要。鰻の状態を手で確かめ、肌で感じながら、火加減を調節して焼き上げていく。料理の世界に入って40年以上という料理長の相原清さんは「蒸した鰻は軟らかく、崩れないように丁寧に焼きます。毎度真剣勝負ですよ」と静かに語る。つややかな照りを帯びたかば焼きは職人技というよりない。

 タレを均一にまぶしたご飯の上にふっくら焼かれた鰻が整然と並ぶ。熱々はもちろん、冷めてもおいしくいただける。上品な味わいの肝吸いも絶品。「鰻白焼き」や「う巻き」「うざく」「きも焼き」などの一品料理に、コース料理(要予約)もある。

 5人前 1人でペロリ

 「鰻は苦手というお客さまも、ここのならいくらでも食べられるとおっしゃってくださいます」と赤松さん。5人前の「う桶」を1人で平らげた男性客もいるそうで、国内外から多くの客が訪れる人気店というのも納得だ。

ガイド:「祇をん う桶(おけ)や う」

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