自然豊かな与論島には多くの修学旅行生が訪れますが、最近では「塩」の生産体験も人気を集めているといいます。ものづくり体験は、自然環境の大切さ、食べること、食材への興味などさまざまな気付きを与えてくれることでしょう。
「故郷を基点にすると、違った視野の世界が広がってくる」と玄さんは言います。生まれた地へのゆるぎない愛情があるからこその決断。故郷の逸品がきっかけとなり、若い人たちが自信を持って戻れる環境をつくっていく。日本のものづくりは、そこに生きる人々の強い思いによってつながれていくように感じます。(SANKEI EXPRESS)