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冬こそ軽い運動を 大和田潔 (1/2ページ)

2014.12.8 11:15

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 12月になり、東京でも気温が10度を下回り寒くなってきました。12月の中下旬に初雪を観測する年もあります。衣服を厚手のものに衣替えし、暖房器具を引っ張り出してきたり、乾燥に備えて加湿器を整備したりします。暖かい布団の中や、家から出たくなくなります。こういった環境を整えて体温を保つための作業は、「行動性体温調節」と呼ばれます。

 一方、皮膚表面の血管を収縮させたり、筋肉の運動や発汗を調節したりして体温を一定に保つ働きは、「自律性体温調節」と呼びます。寒い時に体がブルブルふるえますが、筋肉の収縮と拡張を小刻みに繰り返して発熱するためです。こういった反応は、意識せずに起きてきます。

 体内では、常に温度に敏感な酵素反応などの化学反応が無数に起きています。そのため、体温を一定に保つことは大変に重要です。

 私たちの体は、体温を見張っていて、さまざまな技を駆使して一定の温度に保とうとしています。こういった体を健全に保つためのシステムが自律神経系です。交感神経と副交感神経という対をなすサブシステムが拮抗(きっこう)しながら、体を一定の状態に保っています。そのため、体の自動反応によって体温調節が行われることを「自律性体温調節」と呼びます。

体温調節を一定に保つ自律神経

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