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痛み止めによる薬物乱用性頭痛 大和田潔 (1/2ページ)

2014.10.6 11:10

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 今年9月末、江東区文化センターで頭痛の市民講演会を行いました。頭痛は、風邪や二日酔いの症状でも起きてきます。また、クモ膜下出血などの脳の病気でも頭痛は起きてきます。けれども、こういった他に何も思い当たる原因もなく、繰り返しひどい頭痛が起きることがあります。片頭痛と呼ばれるものです。

 月経で起きてくる片頭痛である月経関連片頭痛は多くの女性が経験するものです。男性も疲れると頭痛がしたりします。そのため、片頭痛をわずらう方はとても多いことが知られるようになりました。

 講演会では片頭痛のバリエーションや一緒に起きてくる随伴症状をお伝えし、それらへの対応方法についてお話ししました。

 その中でも「薬物乱用性頭痛」の話題に、多くの時間を割きました。私たちは、体のどこかが痛いときに痛み止めを飲むことがあります。内服してしばらくすると、痛みが和らいできてホッとします。人類は痛み止めを求めてきたと言っても過言ではありません。ツタンカーメンは足の痛みを抱えていたといわれていますし、ローマ時代には痛風の痛みに悩む人が大勢いたようです。

痛み止め 常用すべき薬ではない

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