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「気象病」が多くなる秋 大和田潔 (1/2ページ)

2014.9.29 10:35

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 秋は、気圧も気温も変化が大きい季節です。今年は「雨台風」と呼ばれる大雨を伴う台風が多く、甚大な被害をもたらしました。「ひと月分の雨が一日で降りました」といった大雨の表現が各地から報道されました。ニュース番組の出演でスタンバイしていた9月上旬にも、北海道の大雨のニュースが繰り返し流れていました。日本列島をゆっくりと通過する台風が多く、天候不順が続きました。

 海の上で発生してくる熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が風力8以上のものを台風とよびます。風力だけでなく、中心の気圧も低いことが特徴です。大気圧である1気圧は1013hPa(ヘクトパスカル)ですが、台風の中心は925hPa(1961年9月16日、高知県室戸岬)にまで低下したりします。

 雨の時には気温が下がることもよくあります。寒冷前線が通過するときなど、急にひやっとしたと思ったらザーッと雨が降ってくることを経験された方も多いでしょう。7月には「急に真っ暗になり、寒くなってきたと思ったらガランガランとひょうが降ってきた」とおっしゃっていた患者さんがいらっしゃいました。「急に暗くなってきたときに、前に痛めた腰がいたくなって、だんだんぜんそくも調子悪くなって…」とも訴えられていました。

「気象病」 気象の変化で体調を崩してしまうこと

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