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妊婦さんとインフルエンザ 大和田潔 (1/2ページ)

2014.12.1 09:30

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 今年もインフルエンザのシーズンになってきました。クリニックでも、インフルエンザワクチン接種を開始しています。今年のワクチンには、A型(H1N1)、A型(H3N2)とB型(BX-51B)3種類が混合されています。H1N1は2009年に大流行した「新型ブタインフルエンザ」と呼ばれていたもので、毎年流行しています。

 高齢者や子供は、インフルエンザから気管支炎や肺炎になりやすいためワクチン接種が勧められています。「妊婦はインフルが重症化しやすい…原因は免疫増強か」(産経ニュース2014年11月12日)という報道もなされました。最初、おなかに別な個体である赤ちゃんが誕生すると、免疫寛容といって免疫反応を低下させる作用が働くためにウイルスへの抵抗性が落ちて感染が悪化するのではないか、と思いました。

 ところが、米スタンフォード大チームが、妊婦さんのリンパ球をH1N1ブタインフルエンザウイルスと反応させると、妊娠していない女性よりも過剰に反応したとのことです。免疫が落ちるのではなく、過剰に反応してしまい重症化したそうです。予防のために、ワクチンをきちんと接種した方がよいようです。

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