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マシンがサポートする未来の手術 大和田潔 (1/2ページ)

2014.11.4 18:45

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 さまざまな製品を開発しているトヨタ自動車グループのデンソーが、新しい手術支援ロボットである顕微鏡下脳神経外科手術支援向け手台(intelligent Arm Supporter=iArmS、アイアームス)を開発しました。モーター駆動がないのが面白く、不思議なところです。人間の手の震えや細かな動きをサポートするために台を動かす動力が必要に思えますが、それが全くないため誤作動の危険がないとのことです。

 デンソーは今ではどの人も使っているQRコードや、大気中の熱を集めてお湯を沸かすエコキュートを開発したことでも有名です。エコキュートはあまり気味な夜間の電力を用いて、効率よく空気中の熱を利用するシステムです。安価に大量の熱湯を作ることができ、熱を移動させるのには、カーエアコンにも使われている炭酸ガス冷媒が応用されています。

 今回のアイアームスは、関節になる各所に、電気によって角度が固定される電磁ブレーキが仕組まれています。人が力を加えると、電磁ブレーキが解除され、自由に動かすことができます。空間のどこかで手を止めると電磁ブレーキが作動し、一定の角度で固定されます。手術を行う先生の手が、マシンによって必要な空間のある場所にピタッと固定され、震えを減らします。疲労を軽減できるだけでなく、安定して長時間細かな作業を行うことができます。

リハビリにもサイバーダイン社のロボット

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