冬はブリやサワラ、サバなどの魚がおいしくなる季節です。刺し身や塩焼き、照り焼き、煮魚などでいただくことがほとんどで、それ以外にこれらの魚を使った料理のレパートリーはあまり多くないようです。また、魚料理だとボリューム感がない、野菜と組み合わせにくいなどの悩みをよく聞きます。
そこでおすすめなのがこの回鍋肉(ホイコーロー)風です。豚肉の代わりにブリを使いましたが、サワラやサバ、カジキなどでもOKです。肉に比べると、身崩れしやすいので、小麦粉をまぶして周囲を焼きつけてから野菜と炒め合わせるのがコツです。
ブリは良質なタンパク質源で、脂質にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸が豊富です。DHAもEPAもLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあります。さらに、脂質異常症(高コレステロール、高中性脂肪など)の予防、改善に働きます。