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【日中首脳会談】尖閣、小笠原の安全は 期待と警戒 (2/4ページ)

2014.11.11 10:00

小笠原諸島・父島(後方)の周辺海域を航行する中国のアカサンゴ密漁船とみられる外国漁船。中国船による密漁に、地元は「海が乗っ取られる」と警戒感を強めている=2014年11月7日午後4時10分(共同通信社ヘリから撮影)

小笠原諸島・父島(後方)の周辺海域を航行する中国のアカサンゴ密漁船とみられる外国漁船。中国船による密漁に、地元は「海が乗っ取られる」と警戒感を強めている=2014年11月7日午後4時10分(共同通信社ヘリから撮影)【拡大】

  • 日中関係をめぐる最近の主な動き=2011年12月26日~2014年11月10日、※肩書は当時。日付は現地時間
  • 小笠原諸島(東京都小笠原村)

 「海が乗っ取られる」

 中国漁船によるサンゴ密漁に揺れる小笠原諸島でも思いは切実だ。父島にある小笠原島漁業協同組合の作業場では10日、漁師らが会合を開いた。思うように出漁できない状態が続き、いらだちがピークに達しており、漁師からは政府の対応への不満が続出した。

 中国漁船に急接近されたという市川潤さん(44)は「海が乗っ取られるんじゃないかとみんな思っている。政府は領海を守る断固たる構えで中国側に対処してほしい」。小川剛さん(40)は「政府は中国側にしっかりと状況を確認する必要もある」と注文を付ける。

 海上警備の対策急務

 「首脳会談によって現状が際立って変わるとは考えにくい。外交交渉を進めつつ海上警備などの対策強化を急ぐ必要がある」。東海大学の山田吉彦教授(海洋政策)はこう指摘する。

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