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【日中首脳会談】尖閣、小笠原の安全は 期待と警戒 (1/4ページ)

2014.11.11 10:00

小笠原諸島・父島(後方)の周辺海域を航行する中国のアカサンゴ密漁船とみられる外国漁船。中国船による密漁に、地元は「海が乗っ取られる」と警戒感を強めている=2014年11月7日午後4時10分(共同通信社ヘリから撮影)

小笠原諸島・父島(後方)の周辺海域を航行する中国のアカサンゴ密漁船とみられる外国漁船。中国船による密漁に、地元は「海が乗っ取られる」と警戒感を強めている=2014年11月7日午後4時10分(共同通信社ヘリから撮影)【拡大】

  • 日中関係をめぐる最近の主な動き=2011年12月26日~2014年11月10日、※肩書は当時。日付は現地時間
  • 小笠原諸島(東京都小笠原村)

 中国・北京で10日、安倍晋三首相(60)と中国の習近平国家主席(61)による日中首脳会談が実現した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)や小笠原諸島(東京都小笠原村)に中国公船や中国の密漁船が迫る事態は、今回の首脳会談で改善に動くのか。地元関係者の声からは、期待感と警戒感が交錯した複雑な心境がうかがえる。

 緊張が落ち着けば…

 中国公船が領海侵犯を繰り返す尖閣諸島。八重山漁協の上原亀一(かめいち)組合長(52)は、「対立だけでは前に進まない」と首脳会談の成果に期待を寄せる。石垣市の中山義隆市長(47)も「緊張関係が少しは落ち着くのでは」との見方を示した。

 ただ、首脳会談をめぐり中国側は、尖閣諸島の領有権問題の存在を認めるよう日本側に強く迫った。中山市長は、かつての中国の最高実力者、●(=登におおざと)小平(とう・しょうへい)氏が持ち出した領有権の“棚上げ論”を念頭に「棚上げのような形で手を打ち、そのままにしておくとまた10年後、20年後に中国に押し込まれてしまう」と警戒感をあらわにする。

「海が乗っ取られる」

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