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「小保方さんは美人だから」…異常で愚劣な「STAP細胞」報道 (1/4ページ)

2014.4.23 11:30

多数の報道陣が詰めかけた小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏の記者会見=2014年4月9日、大阪市北区(彦野公太朗撮影)

多数の報道陣が詰めかけた小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏の記者会見=2014年4月9日、大阪市北区(彦野公太朗撮影)【拡大】

 【メディアと社会】渡辺武達

 新たな万能細胞とされた「STAP細胞」論文問題がメディアをにぎわしているが、万能細胞研究者ではない筆者にその科学的真偽は判断できない。しかし、英国で発行されている権威ある科学誌「ネイチャー」に掲載された論文についての議論はあまりにもいい加減で、報道も理化学研究所(理研)や共著者に対する批判や糾弾だけに終始している。

 「金のなる木」にむらがる

 「刺激惹起性多能性獲得」(Stimulus Triggered Acquisition of Pluripotency)の頭文字から命名されたSTAP細胞は、小保方晴子(おぼかた・はるこ)研究ユニットリーダー(30)を中心とするグループが作製に「成功した」と発表されたもの。2012年度のノーベル生理学・医学賞を授与された山中伸弥(しんや)氏らのグループが開発した人工多能性幹細胞(iPS細胞)よりもはるかに簡単な方法で、万能細胞を作製できたとの説明がなされ、世界を驚愕(きょうがく)させた。

人類社会への貢献という科学の本来の使命は…

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