会見が告示前日となることに陣営は「本人が政策を研究しているためだ」と説明する。前面に掲げる脱原発だけでなく、五輪や防災など都政に関わる政策も検討しているといい「他陣営に手の内を見せないため、できる限り発表を遅らせた方が有利になる」(陣営関係者)との声もある。
東京青年会議所は18日午後に開催予定だった公開討論会を中止した。参加者が宇都宮氏しかいなかったためだ。
当初の(1月)14日開催を延期して参加要請を続けたが、細川氏側は「都合がつかない」と欠席を連絡。舛添氏も「候補がそろわないと不公平」と参加を見合わせた。
元三重県知事の北川正恭(まさやす)・早稲田大大学院教授は「細川氏は政策をまとめるのに時間がかかり立ち遅れているのだろうが、早く出して論争してほしい。政策を戦わせる選挙にしないといけない」と話している。
都知事選には元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)、発明家のドクター・中松氏(85)=本名・中松義郎=らも立候補する。