≪細川氏、告示前日に公約発表会見≫
東京都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)に立候補する細川護煕(もりひろ)元首相(76)の陣営は1月18日、公約発表の記者会見を22日夕に開くと明らかにした。会見は延び延びになっており、告示前日までずれ込むのは異例だ。候補者討論会も中止になり、他陣営は「早く公約を発表するべきだ」と批判する。
「遅いですね」。細川氏の会見日程を聞いた舛添(ますぞえ)要一元厚生労働相(65)は18日、あきれた様子を見せ「早く有権者の前で政策の競争をやった方がいい」と述べた。
前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)も「現在まで公開討論が開かれていないのは異常な事態」と語り、政策論争を呼び掛けたいとした。
細川氏は当初、(1月)15日に立候補と公約を正式発表する予定だったが17日に延期。さらに「公約などの準備が整っていない」と20日以降に延期した。細川氏は(1月)14日に小泉純一郎元首相と会談し、約5分間の囲み取材で出馬を表明した後は公の場に姿を見せていない。