≪都議会自民が舛添氏推薦、細川元首相も出馬検討≫
東京都の猪瀬直樹前知事(67)の辞職に伴う都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)で、都議会自民党は1月9日の総会で、舛添(ますぞえ)要一元厚生労働相(65)の推薦を決めた。石破(いしば)茂幹事長(56)ら党本部の執行部との調整を進める。一方で、細川護熙(もりひろ)元首相(75)が出馬を検討していることが9日、複数の関係者への取材で分かった。首相経験者の細川氏が名乗りを上げれば、選挙戦の構図が一変する可能性もある。
舛添氏は9日、都議会自民党の総会で、2020年東京五輪に向けた対応など都政の重要政策について説明。知事に就任した場合は都議会とも協力関係を構築する考えを表明した。
これを受け、都議会自民党は、行政能力・危機管理能力に優れ、都議会と信頼関係を築けることなどの3つの選考条件に合致すると判断し、舛添氏の推薦を決定した。10日午前の都連役員会で確認し、党執行部に報告する。ただ、党内にはベテラン議員を中心に舛添氏への反発も根強いことから、党本部の推薦などは見送られる公算が大きい。