市内の小売店でもこんな試みが始まった。ディスカウントスーパーチェーンのオーケーは、夕食で余った総菜を朝食用にリメークする方法を提案。ドラッグストアチェーンのココカラファインは朝食向け食品のコーナーを立ち上げ、日用品や化粧品を買うついでに朝食も、と呼びかけている。
段取り力アップ
「若い世代の朝食欠食率の高さは横浜市に限りません。取っていないのは抜いても、とりあえずは何の影響もないから。それに、若い女性は食べれば太ると考える人も多い」
管理栄養士・医学博士の本多京子さんはこう指摘する。だが、朝食を抜けば、栄養の偏りや不足が生じる。欠食率の高い20代女性は、野菜や果物が足りておらず、1日の目標摂取量を大きく下回っている。
朝は慌ただしいため、夜から準備をするのは当たり前だが、朝食を作ったり食べたりするのが習慣になっていない人にとっては難しい。