女性の活躍は朝食から-。働く女性に朝食の大切さをPRする横浜市のユニークなイベントが注目を集めている。退勤時間に合わせて夕方から駅前などで朝食向けの商品を集めた“夜市”を開催。夜のうちから翌日の朝食の準備をしてもらうのが狙いだ。(榊聡美)
帰りにメニュー選び
日も暮れかけた9月上旬の午後5時。横浜市中区のJR桜木町駅周辺に夜市のテントがお目見えした。
「明日の朝ご飯にいかがですか」
老舗フランス料理店「霧笛楼」の卵をたっぷりと使ったキッシュ(500円)をはじめ、市内にあるレストランの朝食向けメニューや手作りのハム・ソーセージ、地元産野菜など、朝食作りに役立つ食材も並ぶ。
また、カルビー(東京都千代田区)のシリアル食品「フルグラ」と、地元産の野菜やカレーを組み合わせた簡単に作れる朝食メニューの紹介も。試食をした同市南区に住む30代の女性会社員は、「平日はぎりぎりまで寝ていて朝食は作らないけど、これなら簡単。野菜も取れるのでいいですね」とヒントを得たようだった。