深刻な欠食率
ダイエー会長などを務めた林文子市長のもと、女性が働きやすい都市を目指す横浜市。女性の活躍や健康づくりを進めるため、今月1日にカルビーと包括連携協定を結んだ。その取り組みの第1弾として同日から4回にわたり、「ヨコハマ朝食マルシェ」と銘打ったイベントを開いている(14日、28日も実施予定)。
まず朝食をテーマに選んだ理由は、深刻な朝食欠食率の高さにある。働く女性の平日の朝食欠食率を都道府県別に見ると、神奈川県は全国3位(表)。特に横浜市では20代女性の朝食欠食率は36%と高く、市では平成32年までに15%以下に減らす目標を立てている。
「朝食を取らないと健康上の支障をきたす。仕事帰りに明日の朝食は何を食べようかな、と楽しく考えてもらうことで、朝食に興味を持つきっかけになれば」と、同市男女共同参画推進課の平沼英子課長は話す。