「こんなに収入があるのに…恥ずかしい」 貯蓄少なくて焦る“浪費妻” (1/6ページ)


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 ●家族構成(3人家族)

 薬品メーカー管理職Mさん(49)/妻48歳(専業主婦)/長男17歳(私立高校2年)

 ●年収 約1300万円/月収手取り76万円

 ●貯蓄 310万円

 仕事上では良き上司として慕われ、仕事人間とも呼ばれてしまう、薬品メーカー管理職のMさん(49)。年収は約1300万円で、妻48歳(専業主婦)、長男17歳(私立高校2年)の3人家族です。

 Mさんは奥さんを連れ、暗い表情で家計相談に来ました。

 「実は今、貯蓄が310万円しかありません。子どもの大学費用や受験代のことを考えると不安です。こんなに収入があるのに、お恥ずかしい」

 そう話し始めるMさんの隣で、奥さんはうなずきながら、うつむいています。

 Mさんの会社では、最近、希望退職制度が始まりました。先輩や同僚がそれに応じているのを見て、自分にも声がかかるかもしれないと不安になったそうです。それで、貯蓄が少ないことに焦りを感じました。

 働いているのだからお金は入ってくる、そんな考えで暮らしてきたのが間違いだったと悔やんでいます。でも奥さんは奥さんで、必要なものしか買っていないと思うし、ムダ遣いはしていないつもり、と話します。

月の手取り収入は76万円ほど。対して支出の合計は79万超で…