ですが、一生懸命に働いて得たお金が「天引き」によって、強制的に奪われるのが税や社会保険料です。
納める義務を負っているのですから、しっかりその恩恵を受ける権利も持っています。ところが、知らないばっかりにもらえる給付金(例:雇用保険に加入していると、失業した場合などに一定額を給付してもらえる)も請求せずにそのままという事例はいまだに多くあるようです。
まずは社会人として関心を持つことからはじめましょう。それには、給与明細と源泉徴収票がとても優れたツールになります。毎月の給与から税金や社会保険料がいくら差し引かれているかは、給与明細をみれば一目瞭然です。その推移をみれば、いかに上がっているのかも分かります。
1年間の総決算にあたるのが源泉徴収票です。
毎年末に会社から配られることが多い、とても小さな紙きれですが、そこには税金を計算するのに必要な情報が非常にコンパクトに詰まっています。こちらもとても大切な資料です。