「印税に心売ったか」小保方さん手記に憤りの声 “私は悪くない”強い自己愛か (7/7ページ)

2016.2.13 17:12

小保方晴子氏。STAP細胞をめぐる騒動を振り返る手記「あの日」を講談社から出版したが、さまざまな反響を巻き起こしている

小保方晴子氏。STAP細胞をめぐる騒動を振り返る手記「あの日」を講談社から出版したが、さまざまな反響を巻き起こしている【拡大】

  • 小保方晴子氏が講談社から出版した手記「あの日」。インターネットの電子書籍販売サイトで一時、1位にランキングされた

 科学研究に詳しいサイエンス作家の竹内薫さんは、小保方氏について「経緯はどうあれ、論文でメーンの著者になれば内容に責任を負うのが科学の世界の常識。それが分かっておらず、子供じみていると言わざるを得ない」と科学界の意見を代弁する。

 STAP細胞の問題は多くの研究者が「すでに科学的に否定されており、もう終わったこと」と受け止めており、今回の手記についても冷ややな見方がほとんどだという。竹内さんも、「若山氏らに陥れられた」とする小保方氏の訴えについて「そんなことをして誰が得をするのか。わざわざ小保方氏を陥れる理由がない」と指摘した。

 そのうえで「この騒動によって(笹井氏という)1人の命が失われている。小保方さんは、その事実をどう受け止めているのか」と首をかしげる。

 ただ、「科学史や社会学といった観点からは貴重な資料かもしれない」とつけ加えた。大きな科学スキャンダルの当事者が心境を書き残した点で、後の研究者にとって意味があるということだ。

 なんとも皮肉な指摘を小保方氏はどう感じるだろうか。

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