脳波センサー、額に張るだけ 阪大・関谷教授ら開発

2016.1.8 05:00

大阪大学の関谷毅教授らが開発したパッチ式脳波センサー(科学技術振興機構提供)

大阪大学の関谷毅教授らが開発したパッチ式脳波センサー(科学技術振興機構提供)【拡大】

 大阪大学産業科学研究所の関谷毅教授、金沢大学こどものこころの発達研究センターの菊知充教授らの研究チームは7日、額に張るだけで脳波の動きを正確に計測する「パッチ式脳波センサー」を開発したと発表した。

 新開発のセンサーは、柔軟な電極とシート状のワイヤレス計測モジュール、小型電池からなる。厚さは6ミリ、重さは24グラム。

 従来の脳波測定器や脳波計は、電極が付いた多数のケーブルを頭部全体に長時間装着しなくてはならず、装着者にとって負担が大きかった。特に落ち着きのない子供の脳波の測定が難しかった。

 簡単に脳波の測定ができるようになるため、かかりつけの医療機関や介護施設などでこの脳波センサーを使えば、アルツハイマー型認知症の早期発見にもつながる可能性がある。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。