■活動は「健康・時間」「仲間・場所」が必要
内閣府の平成25年版高齢社会白書によると、何らかのグループ活動に参加している60歳以上の高齢者は約6割だった。
20年度の「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査結果」によると、地域活動を行う必要条件は、「自分自身の健康」(53.6%)、「時間や期間にあまり拘束されないこと」(37.4%)、「一緒に活動する仲間がいること」(36.5%)、「活動場所が自宅から離れていないこと」(32.3%)、「作業で肉体的な負担が重くないこと」(21.3%)などとなっている。
東京都が24年に実施した「地域を支える元気な高齢者」についてのインターネット調査では、高齢期に地域活動や社会貢献活動に「参加したい」人は約9割に達し、自治体が行うべき取り組みとして「活動場所の提供、整備」と考える人は約8割に上った。