毎日違う味
活動は多岐にわたるが、活動の主力である総菜作りは70代の主婦らが中心に活躍。約90人が7、8人の班を作って日替わりで調理場に立ち、毎日約50種類の総菜や配食用の弁当などを手作りする。配食用の弁当は1食500円、総菜は1点120円。市販の弁当のような保存料や添加物は使わない家庭料理で、午前中にはほとんどが売り切れてしまう人気ぶりだ。
最年長の飯田加代子さん(83)は2年前に夫を亡くしたが、「ここに来れば生活に張り合いができる。助け合いがあるから自分の生活にも心配がない」と話す。代表の白鳥勝彦さん(81)は「同じ種類の総菜でも作る人によって味付けが異なり、毎日食べても飽きないのがいい」。