【リオ五輪】シンクロ代表支えた日本の技術力 メダル獲得に貢献、水着製作で伝統技法活用 (1/3ページ)

2016.8.18 07:02

シンクロナイズドスイミング・デュエット・フリールーティン決勝の乾友紀子(左)、三井梨紗子組の演技。銅メダルを獲得した=16日、リオデジャネイロ(共同)
シンクロナイズドスイミング・デュエット・フリールーティン決勝の乾友紀子(左)、三井梨紗子組の演技。銅メダルを獲得した=16日、リオデジャネイロ(共同)【拡大】

  • デサントが東レと製作したシンクロ日本代表の水着の生地。重ねないことで軽量化しつつ、強度も高めた

 日本勢による連日のメダルラッシュに沸くリオデジャネイロ五輪。第12日の16日には、シンクロナイズドスイミングのデュエットで乾友紀子(井村シンクロク)三井梨紗子(東京シンクロク)組が、シンクロ日本代表として2大会ぶりの銅メダルを獲得した。

 2人を含むシンクロの日本選手らが本番で着る水着を手掛けたのが、デサントと東レ。アテネ五輪の競泳800メートル自由形で優勝した柴田亜衣選手ら競泳陣も含め、数々のメダリストを支えてきた「日の丸連合」だ。かつてシンクロ日本代表を6大会連続で表彰台に導いたメダル請負人で、3大会ぶりに復帰した井村雅代コーチの厳しい注文にも的確に対応。見事、今回のメダル獲得に貢献した。

 極限まで軽量化

 「とにかくすごいこだわり。覚悟はしていたが、あれほどまでこだわるとは…」

 デサントが展開する「アリーナ」ブランドのチーフデザイナーで、今回の水着製作を担当した秋田祐作さんは、井村コーチの印象を振り返る。日本水泳連盟が同社に正式発注したのは今年2月。最初に井村コーチの要望を聞き、その後何度もチェックを受けながら、約4カ月で完成にこぎ着けた。

従来のシンクロ水着は、大部分で3~4枚の生地を重ねていた。これに対し…

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