ソフトバンクロボティクスは20日、ヒト型ロボット「ペッパー」の法人モデル向けに、28種類の業務アプリを8月から順次提供すると発表した。企業からニーズの高いインバウンド、接客、ヘルスケア、受付の4分野を重点に、ペッパーをビジネスに使う際に便利なアプリをそろえたという。
20日の発表会では、このうちのいくつかが紹介された。バーコードをペッパーの目の部分にかざすと、中国語や英語で商品の説明をするアプリは、訪日外国人への対応コストや、来店客の購入率向上が期待できるという。また、介護施設向けアプリでは、ペッパーが入所している高齢者を顔認証で識別し、その人の趣味などを話題にして話し相手になる。また、同社はネットで仕事の受発注をマッチングするクラウドワークスと提携。「お客様対応力向上コンテンツ」と称し、商品説明などのセリフやプレゼンテーション、クーポンの作成など、それぞれの企業に適したペッパー向けアプリをオーダーメードで請け負うサービスも始める。