楽天は20日、LINEなどの対話アプリで人工知能(AI)とメッセージのやり取りをしながら、楽天市場などで好きな商品を選ぶ仕組みを年内に導入する。三木谷浩史会長兼社長が、20日の出店者向けイベントで明らかにした。
LINEや楽天の対話アプリのViber(バイバー)で、「どこに行きたい」「なるべく安いホテル」などと楽天の旅行サイト「楽天トラベル」のAIにリクエストすると、「ここはどうでしょうか」などと、AIがこれまでの旅行商品のデータ分析を元に、観光地やホテルを薦めてくるという。また、楽天市場でも同様に対話アプリでAIと会話しながら、商品の絞り込みができるようにする。
三木谷氏は「AIは最適な商品や価格を選択する際の顧客対応をサポートするのが役割の中心になっていく」と話した。