韓国サムスン電子は14日、周囲の空間を360度方向で撮影できる球体カメラ「Galaxy Gear(ギャラクシー ギア) 360」(想定価格=4万円台後半)を15日から発売すると発表した。撮影した映像はスマートフォンのほか、映像やゲームなど仮想現実(VR)の中にいるかのような体験ができるヘッドマウントディスプレー(HMD)「ギア VR」で鑑賞し、旅行、コンサート鑑賞、スポーツ観戦などを追体験できる。VR市場は世界の大手IT企業の参入が相次いでおり、競争が加速しそうだ。
球体ボディーの前後に約1500万画素のカメラを搭載し、高精細の4K並みの映像の撮影が可能。専用アプリ(応用ソフト)を使い、映像をスマホに無線通信で転送して鑑賞、編集ができる。スマホを「ギア VR」にセットすれば、臨場感あふれる映像体験が楽しめる。
「ギアVR」に対応するサムスンのスマホは「ギャラクシー S7 エッジ」「S6」「S6エッジ」の3機種。