日立建機は13日、ベンチャー企業、テラドローン(東京都渋谷区)と小型無人機「ドローン」を活用した測量サービスの提供を開始したと発表した。北海道の炭鉱でドローンによる地形測量を実施し、作業時間やコストの大幅削減を実現した。今後、テラドローンと連携し、ドローン測量事業を拡大する。
日立建機は、砂子炭鉱三笠露天坑(北海道三笠市)の約60ヘクタールの敷地内で、テラドローンの高速ドローン測量技術を用いて測量を実施した。高低差約190メートルという広大な場所でも、約2日間で作業を完了。従来の一般的なドローンによる測量に比べ時間を5分の1に短縮し、コストも3分の1に削減することに成功した。
日立建機は工事現場の設計から施工管理、維持までの過程に3Dデータを活用して効率化する取り組みを推進している。これにドローン測量も加え、さらなるサービス向上を目指す。