シャープの高橋興三社長は続いて議案の決議に入り、各議案の内容を説明。 《議案には、(台湾の)鴻海(ホンハイ)精密工業を引受先として第三者割当増資を実施することのほか、鴻海ナンバー2の戴正呉副総裁のシャープ社長就任をはじめとする計10人の取締役の選任、本社の堺市への移転などが盛り込まれた。いずれも、100年を超える歴史をもつシャープにとって、大きな転換点を意味する議案となった》
その後、会場での株主からの質疑応答に先立ち、総会前にあらかじめ受け付けた主な質問に、主力取引銀行の三菱東京UFJ銀行出身の橋本仁宏取締役が回答。提携先として、産業革新機構ではなく鴻海に決めた理由については「提携による相乗効果では鴻海がベストと判断した」と説明。
新たに導入する、優秀な社員に「ストックオプション(株式購入権)」を与える制度については「社員一人ひとりが力を発揮することが大事」と意義を述べた。
続いて、会場の株主から質問を受け付ける質疑応答に入った。