絶滅を免れて生き残った「ガラケー」 いまなお独自の“進化”は続いていた! (2/4ページ)

2016.5.15 17:10

パナソニックの最新型ガラケー「P-01H」。高齢者でも見やすいように文字が拡大できる

パナソニックの最新型ガラケー「P-01H」。高齢者でも見やすいように文字が拡大できる【拡大】

  • パナソニックが提供する「みまもりメール」の画面

 スマホの急速な普及に伴い、ガラケーの出荷台数は減少の一途をたどった。調査会社のMM総研の調べによると、平成20年には携帯電話の国内総出荷台数のうち、90%以上をガラケーが占めていたが、米アップルのiPhone(アイフォーン)の登場などもあり、一気にスマホが普及。23年にはガラケーの構成比が40%程度にまで落ち込んだ。

 ここ数年はスマホへの買い替え需要が一巡し、ガラケーの出荷台数は横ばいで推移しており、構成比は30%程度で落ち着いている。パナソニックも年間200万台強を出荷。「まだまだ成長の余地は大きい」と同社の担当者は力を込める。

 料金はスマホの半額

 出荷台数とは別に、契約数でみると、いまだに5千万人超がガラケーを利用している。構成比では40%程度で、10人に4人がガラケーの利用者という状況だ。

 スマホと比較してガラケーが優位に立つ点として、端末の頑丈さや電池持ちを含めた使い勝手の良さがあげられるが、最も大きいものは維持費の安さだ。

スマホの月額平均利用料金が6283円なのに対し、ガラケーは…

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