不透明な原発再稼働、起死回生誓う関電 東ガスとの戦略的提携にみる焦燥 (4/4ページ)

2016.5.14 17:05

関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=福井県高浜町(村本聡撮影)

関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=福井県高浜町(村本聡撮影)【拡大】

 ガスの年間輸入量でいえば、原発の代わりに稼働している火力発電の燃料として関電が大幅に増やした結果、今では大ガスを上回っている。東ガスとの提携は価格競争力の強化につながるというわけだ。

 原発再稼働が不透明で、関電は、他の大手電力と比べて原発依存が高いだけに苦戦しているかにみえているが、遅ればせながら競争の流れに加わった格好だ。

 来春にはガス小売り自由化が始まり、エネルギーの業界地図がさらに変わる可能性がある。関電と東ガスとのタッグがエネルギー業界のサバイバルでどのように効いてくるかが注目される。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。