一方、ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するカドカワの浜村弘一取締役は、ポケモンがゲームとしても画期的だったと指摘する。
「新しいポケモンを見つけては、捕まえる遊びで3分に1回楽しめ、対戦でも自分で戦略を構築できるなど、これほどクオリティが高いゲームは20年前になかった」
息の長い人気の秘密については「次の新作ゲームができるまでをカードやアニメなどでつなぐメディアミックス戦略で、その後のヒット作の王道ビジネスモデルを生み出した」と語る。
止まらぬ進化
ポケモンは今年、また新しいステージに踏み出しそうだ。
株式会社ポケモンは3月10日、ポケモン史上初めて人工知能(AI)を取り入れた新作のスマホ向けゲーム「ポケモンコマスター」を今春に無料配信すると発表した。同社の石原恒和社長はホームページで次のようにコメントした。