2016.2.17 05:00
NTTは16日、最新の研究開発の成果を公表する「R&Dフォーラム2016」に先立って報道陣向けに最新技術を公開した。眼球の動きなどで人間の心を推定する人工知能(AI)を活用した技術や、仮想現実(VR)を体験できる機器を使った臨場感のあるスポーツ体験ができる技術に注目が集まった。同フォーラムは18、19日にNTT武蔵野研究開発センタ(東京都武蔵野市)で開催される。
目の動きで気持ちを推定する技術は、眼球の細かな振動や瞳孔の収縮の状態などを検知することで、過去の分類結果などを基にどういう画像や音楽を好むかなどをAIで推定。目の検知による眠気やストレス判定機器への応用も可能だという。
VR技術は、野球の試合など実際のスポーツの場面をさまざまな視点から撮影した映像を合成して仮想空間を作り出し、VRに対応したヘッドマウントディスプレーに映し出して仮想体験できる。