また、3月4日付英紙ガーディアン(電子版)も「スタバの何とかフラペチーノといったイタリアっぽい商品名はイタリア人の反感を買うだろう」といったローマの老舗バール「サンテウスタキオ」のオーナー、ライモンド・リッチ氏の意見を紹介。
さらに、スタバのミラノの1号店でのカプチーノの価格は現地のバールより少し高くなるだけだと報じる一方、「スタバの価格が奇異なのではなく、われわれの価格が安過ぎるのだ。これを機に適正な価格競争が起こってほしい」とのリッチ氏の見方や「イタリア人やイタリアのバールは、おいしさの追究のみに目を奪われ、ビジネス的視点に欠けている。そういった意味ではスタバの(ビジネスの)考え方は正しい」といったミラノにあるボッコーニ・スクール・オブ・マネジメントのカルロ・アルベルト・カーネベル・マッフェ教授の意見も紹介し、スタバの進出が、イタリアの伝統的なカフェ文化に何らかの影響を与えるだろうとの見方を示しました。
世界的に知名度を高め、そろそろ本場でも受け入れられるだろうと進出を決めたようですが、なかなかに前途は多難のようです。