コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンは18日、レジ横の専用ケースで販売するドーナツを19日から全面刷新するのを前に、街頭での試食会を東京都内で開いた。ドーナツをめぐっては、ミスタードーナツなど既存専門店や、同業他社との競争も激化している。セブンは商品の製法などを見直すことで、販売をてこ入れする。
口溶けのよい小麦粉や湯種を使用した「チョコ&ナッツドーナツ」(130円)や昔から人気がある揚げパンを意識した「ツイストドーナツ」(110円)を新たに発売する。主力の「チョコオールドファッション」(100円)も2014年10月の販売開始から初めて原料や製法も変更する。
セブンのドーナツは、当初は売れ行きが好調で、取り扱い店舗を徐々に拡大し、15年8月には全国で取り扱いを開始した。
ただ、15年4月にローソンがレジ横での販売に本格参入したほか、ファミリーマートもパン売り場に専用ケースを設け、ラインナップを拡充。競争が激しくなる中、15年度の販売目標は4億個は達成できる見通しだが、競争の激化に伴い、販売をてこ入れする必要があると判断した。
試食会には人気アイドルグループ乃木坂46のメンバーも登場した。早速試食した桜井玲香さんは「寒いですが、おいしいドーナツを食べて元気をチャージしてほしい」とPRしていた。