地下鉄の駅でパンや飲み物を気軽に購入したいといった北京市民の願いがまもなく実現することになりそうだ。コンビニエンスストアのファミリーマートや小売り大手の華潤万家は今年、北京地下鉄へのコンビニ出店を既に決定しており、ファミリーマートは9、10、15号線に、華潤万家は5、6、10号線と8号線の一部区間に出店する計画であることが明らかになった。
(中国国内の)ファミリーマートによると、100~200平方メートル規模の通常店舗と比べ、地下鉄店舗は50平方メートル以下のミニ店舗となる見通しで、商品のラインアップも日用品や化粧品を含む2000~3000種類をそろえる通常店舗に対し、包装済みで携帯しやすい食品や飲料が中心となり、おでんなど現場での調理を必要とする商品は並ばない予定だという。
同社は今年第1四半期(1~3月期)に9、10、15号線に出店予定であることを明かしているものの、具体的な駅名については計画中だと回答。出店場所についても、駅構内なのか、駅の出入り口付近になるのかといった詳細に関して、地下鉄側の方針に鑑みる必要があると答えるにとどまっている。