大手3社とどう向き合う? 傘下か自主独立か…決断迫られるコンビニ中堅各社 (1/3ページ)

2015.10.19 06:35

セイコーマートのホットシェフは店内で調理や盛りつけを行うため、出来たての味が楽しめるのが特徴で顧客の支持を集めている

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【動く勢力図 ファミマ・ユニー統合】(下)

 「ただいまカツ丼が出来たてです。いかがでしょうか」

 北海道を拠点とする中堅コンビニエンスストア、セイコーマートでは、従業員の元気な声が響く。レジに並ぶ大勢の客の目当ては、店内で調理した弁当や総菜「ホットシェフ」だ。冷蔵品を電子レンジで温める大手チェーンの弁当とは違い、出来たての味が楽しめるのが特徴だ。リピーターも多く、数分で売り切れることもあるという。

 特色で差別化

 コンビニ大手3社の攻勢をものともせず、同社は北海道でシェア首位を守り続ける。強さの秘密は、大手にない地域に根ざした特色あるサービスだ。丸谷智保社長は「特色で差別化しないと大手に勝てない時代が来ると考えてやってきた」と胸を張る。

 弁当などに使用するご飯は店内で毎日炊き、おかずの調理や盛りつけまで行う。自社農場を持ち、地元の食材を使用した商品も多い。北海道産の牛乳を使用したアイスクリームなど独自商品の開発にも注力し、地域密着を強く打ち出す。

独立系の中堅コンビニは、独自性を強化して生き残るか、提携や合併に応じるか…

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