コンビニエンスストア各社が、冬の定番「おでん」の新作を今月中下旬から売り出す。地域ごとにつゆの味を変えたり、製法や産地にこだわった具材などで他社との差別化を図り、ファンの拡大につなげる。
ファミリーマートは25日から新作を発売する。コンブだしにつけ込んだ、かつお節から抽出する独自のつゆを打ち出したのが特徴。つゆのうま味が増すほか、これまでよりも約3割減塩して、健康面にも配慮した。
具材では、野菜を50%以上配合したキャベツ天(150円)や、北陸地方で人気がある肉いなり(120円)などの独自メニューもそろえた。同社は「今年は前年同期比1.5倍の販売を狙う」と意気込む。