サッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で連覇を狙う「なでしこジャパン」が8日(日本時間9日)のスイスとの初戦に勝利した。関連業界はなでしこの勢いにあやかろうと、早くも“商戦”が盛り上がりを見せている。
コンビニエンスストア大手のファミリーマートは9日、全国の店舗で日本代表の応援キャンペーンを始めた。パスタやビールなどの対象商品を500円以上購入すれば、抽選でなでしこか男子日本代表の観戦ペアチケットなどが当たるキャンペーンを7月6日まで実施する。店員も代表のユニホーム姿での接客を増やして雰囲気を盛り上げ、販売増につなげたい考えだ。
サッカー日本代表の公式スポンサーを務めるキリンは、発泡酒「淡麗グリーンラベル」のラベルなどになでしこの戦う姿を印刷。昨年6月の男子のW杯では日本代表が1次リーグで敗退し、商戦も盛り上がりを欠いただけに、今回は「連覇を目指すなでしこの勢いもかりて販売拡大につなげたい」(同社)と意気込む。